沖縄でも！全国でも！唯一ここでしか出来ない「サンゴ染め体験」

那覇市の首里城公園近くにある「首里琉染」さんの店舗2階が体験会場になっていて、階段を上ると染色アイテムが飾ってありました。ここでまず最初に”Tシャツ”、“トートバック”、“小風呂敷”、“てぬぐい”の4つから選ぶのですが、これがなかなか難しい（笑）。自分用で選ぶか、それともプレゼント用にするか…。しばらく悩んだ末に初チャレンジの今回は、母親へのプレゼントで“小風呂敷”を選んでみました。
母が気に入ってくれるよう、頑張って完成させるぞー！！

体験する机上には、大小さまざまなサンゴの化石が準備されてました。実はサンゴは約40年前から採取・捕獲することが禁止されています。40年前のサンゴの化石を使い、独自の染技法として商標・意匠登録されている「首里琉染」だからこそできる、今では貴重な工芸体験です。
サンゴの柄も化石によって異なるので、気に入ったサンゴ柄が隣グループの机上にあったら、ひと声かけて貸し借りもOKだそうです。
あと直径約25cm！？くらいありそうな巨大サンゴもあり、Tシャツに大きくドド～ンと染める方もいらっしゃるとか。サンゴの化石の他に、お魚やシーサー、ハイビスカスといった型もあるので、お子様も楽しく体験できそうですね。

スタッフの方から植物染料の扱い方・染め方の丁寧な説明を受けて、いざ体験スタートです！

使用する道具は、1.サンゴの化石と2.染料、3.タンポと呼ばれる染め道具の3つだけ。染料は、赤・黄・青・紫の4色で、この色をどう組み合わせるかで様々なカラーが作れます。スタッフが仕上げた展示物を見て、自分が作りたいデザインをイメージしますが、これがなかなか決まらず、最初の難関です。
配色や配置のデザインでセンスが問われると思うと悩みますが、まずは好きなサンゴの柄、好きな色を使ってスタートしました。

始めは恐る恐る小さめのサンゴを使って、ゆっくりゆっくり染めていきましたが、慣れてくると完成イメージができてくるせいか、染めるスピードも速くなっていきました！隣の席のグループの方は、大人数のファミリーでしたが、低学年のお子様も夢中になって染めてましたよ。
最後は、巨大サンゴ化石も使って、気分は職人さんです！

約40分くらいかけて楽しみながら染色した、オリジナルの風呂敷が完成しました！！！
もう少し色濃く染めた方が良かったかなぁとか反省点もありますが、全体的には初めてにしては、我ながらいい感じーの仕上がりかと（笑）。自分だけの世界でひとつだけの作品と思うと、やっぱり愛着もわきますね。
今回は母親へプレゼントしますが、次回は自分用にTシャツにチャレンジしたいと思います！

サンゴ染め体験終了後に工房3階を上ると、ちょうど職人さんが作業をしていました。きれいなシルクの生地に、手際よく染めていく様は、さすが職人技でしばらくずーっと眺めてました！青と紫の染料をメインに、挿し色で黄色を使い、とてもとても綺麗な仕上がりです。
※当たり前ですが、自分のオリジナル作品の出来とは全然違います（笑）。

染色デザインは数多くのパターンからある程度決めて作業を開始するそうで、写真の商品はシルクのストールなので、巻いた時に柄がしっかりと見えるようにデザインしているそうです。

工房1階の販売ブースには、サンゴ染めのタペストリーや扇子など、いろいろな商品が展示されています。シュシュといったお手頃価格の商品もあるので、体験後は販売ブースも是非のぞいてみてくださいね。